『うた☆プリ』の収録現場は超豪華! 音楽プロデューサーがまさかの鼻血1000%!?
小雨にも関わらず、女性ファンで満員御礼の秋葉原UDXシアター。
1回目の試写会ではアニメ第1話の上映の後、トークショーが行われました。
司会の呼び込みで谷山紀章さん(四ノ宮那月役)、宮野真守さん(一ノ瀬トキヤ役)、上松範康さん(音楽プロデューサー)が登場して繰り広げられたのは、『うた☆プリ』制作現場の楽しげな様子が伝わってくるようなトークの数々。
上松さんから「収録に集まるキャストが豪華すぎて、鼻血が出そう」と話が振られると、谷山「上松さん、今日も楽屋ですごい鼻血出してましたよね!」
宮野「さっきも鼻血の威力で少し浮いてましたし!」
と、のっけから上松さんをいじりまくりなおふたり。
そして、歌をフィーチャーした本作の見どころについて語るコーナー。
各話にキャラクターソングが入る作りになっていることを、宮野さんが今後の見どころとして語ると、谷山さんも「見どころは挿入歌」とあえて被せてきて……。
宮野さんは「それ言った! さっき言った!! まったく同じ!!!」とツッコミますが、上松さんは「今、初めて言われたかのような説得力が……」と谷山さんをフォローします。
「そこ結託しちゃうのおかしい!」と主張する宮野さんに対し、してやったりの谷山さん。
と思ったら、谷山さんは歌のレコーディングに遅刻したことを上松さんにばらされてしまい……。上松さんは谷山さんのすごさを「遅刻してきても、歌で取り返す」と伝えたかったようですが、「ここでバラされるとは思ってなかったでしょ!」と宮野さんは大ウケ。
谷山さんは「遅刻した20分を取り返すの! 俺は!」と主張し、観客を沸かせます。
そんな各話の挿入歌とともに話題に上ったのは、メインキャラクター6人によるユニット「ST☆RISH」について。
試写会では、彼らが歌うED曲「マジLOVE1000%」もひと足先に披露されました。
ボーカリストとしてお互いを褒め合ったり、「ST☆RISH」の活用形として上松さんを「AGE-RISH(アゲーリッシュ)」、谷山さんを「KISYO- RISH(キショーリッシュ)」、宮野さんを「MAMO-RISH(マモーリッシュ)」という新たな呼び名が開発されていくなど、笑いが盛りだくさんだったトークショー。
谷山さん・上松さんだけでなく司会の小野健一さんまでボケ倒しだった1回目では、「みんなボケたがりなの!?」と宮野さんがひとりツッコミ役で奮闘する姿が印象的でした。
キャラクターひとりひとりが息子のよう……
まさかの「あげママ」降臨!!
続いて行われた2回目のトークショー。
出演されたのは、寺島拓篤さん(一十木音也役)、谷山紀章さん(四ノ宮那月役)、上松範康さん(音楽プロデューサー)の3名です。
今回のトークショーは第1話上演前に行われたため、
ひと足先に第1話をご覧になったお三方に感想をお聞きすることになり……。
「倉花千夏さんの絵は動かすのが難しそう」「春歌が動くたびに髪が揺れる映像の作りはすごい」「第1話で一番ダイナミックに動くのはシャイニングなので、注目してほしい」という寺島さんの玄人ハダシなコメントの数々に、観客の期待も高まりまくりです。
そして、実は第1話に鳥海浩輔さんも出演されているらしいという話題に。
原作のゲームファンにはおなじみのキャラクターですが、アニメ上映前なため上松さんから「一瞬なので、よく観て探してください」とコメントされるほど。
当の鳥海さんは、第1話の収録でなかなか物議をかもしていたようで……。
上松「鳥海さんは“俺やったよ!”って顔で汗を浮かべてブースから出てきました」
谷山「そういうのをギャラ泥棒って言うんですよ。ご本人も自覚アリでした!」
と収録時の鳥海さんの様子が語られ、観客を沸かせました。
さらに、収録現場の様子で忘れてはいけないのは、中村悠一さん演じる月宮林檎先生!
女性が演じるようなかわいらしい外見のキャラクターなのに、実際マイク前に立つのは男性の中村さんというシチュエーションが笑いを誘うようで……。
普段は比較的どっしりと構えている中村さんも、林檎を演じる際は新人のようにしゃかりきで、むしろあっぷあっぷしているらしく「あんなにアタフタした彼をみるのは数年ぶりだ」と語る谷山さん。
寺島さんも中村さんに「俺ちゃんとかわいい?」と聞かれたと暴露。
収録現場はさながらボディビル会場のようで、「キレてるキレてる!」という歓声の代わりに「かわいいかわいい!」という声援が飛び交っているそうです。
そんなトークが弾むなか、谷山さんから「上松さんってちょいちょい“尾木ママ”っぽくなるときがある!」というツッコミが入ります。
いつもは眼鏡をかけている上松さんですが、この日は眼鏡を外して登壇していたため、谷山さん演じる那月と同じく、眼鏡に秘密があるのでは? という話題に。
ゲームも含め、多数の楽曲を手掛けてきた事もあり、キャラクターひとりひとりが息子のようと語る上松さんは、結果的に眼鏡を取ると「あげママ」になるということで落ち着きました。
今回明かされた、メインキャラクター6人ユニット「ST☆RISH」命名の由来。
一十木のI、聖川のH、四ノ宮のS、トキヤのT、レンのR、翔のSを並べ替えて作られたと説明されますが、谷山さんに「つまりKAT-TUNと同じです」と簡潔に説明されてしまい、「全部持ってかれた!」とちょっぴり残念そうな上松さんでした。
個性的なメンバーが集まったST☆RISH
もしもリーダーを決めるとしたら?
続いてのトークショー3回目。
出演されたのは、寺島拓篤さん(一十木音也役)、宮野真守さん(一ノ瀬トキヤ役)、上松範康さん(音楽プロデューサー)の3名です。
寺島さんの演じる音也と、宮野さんの演じるトキヤはライバル同士。
「収録現場での寺島さんと宮野さんも、音也とトキヤのように火花が飛ぶことがありますか?」という上松さんからの質問へのおふたりの答えはというと……?
2人「ないですね!」
寺島「舞台や映画では聞きますが、狭いブース内でギスギスしてたら嫌じゃないですか」
宮野「だって、2:2:2のライバル同士でギスギスしつつ、
3:3の同じクラス同士で仲良くしてって……カオスですよ!」
そんな楽しそうな『うた☆プリ』収録現場。
上松さんは「若本さんはアドリブが利いていて、びっくりした」と語ります。
台本とはセリフが変わっていて、どのシーンを演じているか一瞬わからないこともあるそうですが、そのアドリブが本編に乗ったときピタッとハマることでさらにびっくり!
それは「シャイニングならどう言うか」という土台が作りこまれているから、アドリブのようでいてアドリブを凌駕している……という分析がされました。
さらに、寺島さんと宮野さんが演じるキャラクターの魅力が語られます。
「一十木音也」「一ノ瀬トキヤ」と名前は似ているけど、正反対なライバルキャラ。
音也のいいところは、音楽に対しても春歌に対しても真っ直ぐなところ。
名前を考える際も「一」「十」「木」と直線で構成されている漢字を選ばれたんだとか。
宮野さん演じるトキヤは、音楽に対してとても真っ直ぐ完璧主義者。
音楽やお芝居は「正解」というものがないので「99.9」に「0.9」を足していく作業ですが、それをなんとか「100」に満たそうと努力し続けるのがトキヤ。
宮野さんもその気持ちにはすごく共感できると語っていました。
続いてのトークは「ST☆RISH」のリーダーを決めるなら誰がいい? というもの。
真っ先に挙がった「あげママ」は「ST☆RISH」の「☆」部分ということに。
その後「音也」か「トキヤ」の二択で観客の皆さんに挙手してもらうと、結果はほぼ同数!
じゃあ結局誰にする? ということで順番に考えていくと……。
音也はのびのびしすぎ、トキヤや真斗は黙々とこなしそう、翔は意外としっかりしてそう、レンはいざというときはやってくれるかも……となかなか決まらず。
結局は、眼鏡に手をかけた那月の言うことはみんな聞くだろうということで、ST☆RISHの暫定リーダーは「四ノ宮那月」に決定!
最後にみんなで『うた☆プリ』を盛り上げて行きましょう!
というお三方からのコメントで、トークショーは幕を閉じました。
2011年6月18日に開催された『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000%』第1話プレミア上映会後に、イベントに出演された皆さんからコメントをいただきました!
――昨年6月にゲームが発売されてから早1年。
『うた☆プリ』がアニメ化とお聞きになっていかがでしたか?
寺島 | ゲーム・音楽・役者チームがひとつになって作り上げた『うた☆プリ』に、アニメチームが入るとどうなるのかな……とドキドキしました。 でもそのドキドキは、1話を観て「次回はどうなるんだろう?」という、とてもうれしいドキドキに変わりました。 それはきっと、ファンの皆さんも同じなんじゃないかと思います。 |
谷山 | アニメ化はとても喜ばしいことなので、感慨もひとしおでした。 だから、その分気合も入っています! 今日のお客様たちからもアニメへの期待がひしひしと感じられて……。 きっと皆さん、帰ったら今日の感動を広めてくれるんじゃないかな。 |
宮野 | 原作のゲームでもテーマソングを担当させていただいていたので、『うた☆プリ』は僕にとってすごく思い入れの強い作品なんです。 さらに、アニメでも主題歌を担当させていただけることになりました。 今回の主題歌『オルフェ』では宮野真守の新しい部分を引き出していただいて、それを毎週皆さんにお届けできるのが本当にうれしいです。 |
上松 | ゲームの企画段階から携わらせていただき、スタッフが一丸となって、アニメ化を目標にがんばってきたので、本当に感慨深いです。 ゲームのスタッフからアニメのスタッフにバトンタッチをする際、絶対に妥協はしたくなくて「こういう作品にしたい」という思いをゲームサイドからアニメサイドに強く伝えた結果、出来上がったのがアニメの『うた☆プリ』なんです。 |
――本日、1話とお客様の反応をご覧になっての感想をお願いします。
寺島 | こんなに頑張って、作画チームは大丈夫なのかと心配になるくらいでした。 春歌が歩いているシーンで、一歩踏み出すごとに髪を揺らさなくても……って。 |
谷山 | 観方が細かい(笑)! |
宮野 | 玄人の観方ですねー(笑)。でも本当に絵がきれいでした。 |
寺島 | 倉花さんの絵は止め絵だからこそ映えると思い込んでいたのですが、あの絵がそのまま動くというのは本当に衝撃的でした。 |
谷山 | 批評家か!? しかも的確だし(笑)! |
宮野 | 分析が頼もしい(笑)! |
寺島 | 早乙女学園の敷地の広さにもおどろきましたね。 山はあるし、校舎はお城みたいだし、家畜まで飼っていて。 きっと視聴者の皆さんもびっくりされると思いますよ。 個人的には、1話を見て「音也の声高いな!」って思いました(笑)。 |
宮野 | 自分の声なのに? |
寺島 | 自分で演じたのに、想像以上に高い声でびっくり(笑)。 |
谷山 | 拓篤くんじゃないんですが(笑)、想像を超えたクオリティに驚きました。 あとは、那月のギャグシーンにびっくりしました! ゲーム画面は決まった立ち絵と背景の組み合わせで構成されているので、アニメになって改めて、那月は意外とギャグで動かしやすいキャラクターなんだなと実感しました。 |
宮野 | 僕も早乙女学園の豪華さがどう表現されるのかなと思っていましたが、どこもかしこも想像以上にゴージャスになっていて。こんな学校に通ってみたい! そして、毎話スポットがあたるキャラクターには歌を披露するシーンがあるんです。 1話ではHAYATOが歌うんですが……まさか空から降ってくるとは(笑)。 |
全員 | (笑) |
宮野 | 空から降り注ぐHAYATOの歌声。 そして、HAYATO自身も空から――というのは想像以上でしたね。 今日は僕らもドキドキしていましたが、お客様もドキドキしてたんじゃないかな。 ゲームで親しんできた『うた☆プリ』キャラがアニメでどう動くのか、どう活躍していくのか……すごく期待してくださっていたと思います。 |
上松 | 今日の上映が終わったあと、皆さんの目がとても輝いていたのが印象的でした。 「アニメ、よかったよ」っていうのがこちらにも伝わってきて……。 ゲームファンの方にはぜひアニメも楽しんでいただきたいし、アニメから入ってくださった方にはゲームもおもしろいと思ってもらいたい。 スタッフが力を入れて臨んだ事が伝わっているんだぁ・・・と感じました。 ――最後にアニメ『うた☆プリ』への意気込みをお願いします。 |
寺島 | 今回の先行上映をご覧になった方はすでにお分かりかと思いますが、自信を持って皆さんにお届けできる出来になっています! |
谷山&宮野 | 説得力あるよね~(笑)。 |
寺島 | なので、今後もぜひ楽しみにしていただきたいです。 |
谷山 | 寺島先生(笑)のお墨付きもいただけましたし、これで格がひとつ上がるというか、星がひとつ増える感じですね(笑)。 相当いい出来になっているので、『うた☆プリ』に携わるひとりとして本当に幸せを感じていますし、より多くの方たちにこの作品を観て知っていただきたいです。 そのためにも、気合を入れて引き続きこの作品に参加していきます! |
宮野 | ゲームの時はひとりで録っていたので、アニメの収録ではみんなで掛け合ってお芝居をできるのが役者として、とても楽しいです。 毎話キャラクターの歌が流れるという特殊な作りで、ストーリー展開も観ていてすごく楽しいので、ぜひ思いっきり楽しんでください! |
上松 | 毎話挿入歌のあるアニメの制作は、なかなか大変なものだと思うんですが、A-1 picturesさんは快く「やりましょう!」と言ってくださって。 僕が作詞や作曲した曲もあるのですが、アニメの出来に負けない曲を作るよう心がけているので、そんなスタッフの思いも映像に表れているんじゃないかな……。 そして、『うた☆プリ』が広がっていくためには、ファンの方々の力が不可欠です。 皆さん、これからも『うた☆プリ』をよろしくお願いします! |